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年間の活動


平和・文化・教育活動

東日本大震災を機に、人間としての生き方や人と人との「絆」が、今ほど問い直されている時はない。創価学会がこれまで推進してきた草の根の平和・文化・教育の諸活動の展開が、震災直後の救援活動にも生かされ、「心の復興」の哲学を掲げながら、地域社会に心の連帯、人間の共和を広げている。
環境破壊や紛争、貧困など、文明史的課題ともいうべき地球的問題群の解決には、こうした「絆」で結ばれた市民の連帯から生まれる「創造性」が一つの重要な鍵となろう。
2012年、創価学会は、地域に根差した草の根の運動と市民1人1人のエンパワー(励ましの力)を一層強化しながら、地球的問題群の解決に尽力していきたい。

1.民衆の連帯で核兵器禁止の 「規範」 を確立

核兵器は「非人道的」な兵器であり、全面的に禁止すべきというのが世界の民衆の常識である。それを国際社会の「常識」として「規範化」するためには、政治プロセスを後押しする民衆からの世論のうねりが決定的に重要であり、それが「核兵器禁止条約」への道を開く。
創価学会はSGIとともに、国連機関や目的を同じくするNGO等と連携をとりながら、2007年にスタートした「核兵器廃絶のための民衆行動の10年」のキャンペーンに引き続き取り組む。具体的には、原爆投下から70年にあたる2015年に、核時代に終止符を打つための「核廃絶サミット」の意義を込め、NPT(核拡散防止条約)再検討会議の広島・長崎での開催を呼びかけるほか、「核兵器廃絶への挑戦」展、被爆証言DVD等の活用、被爆前の街並みを映像で復元する国際プロジェクトへの支援等を通じて、核兵器禁止条約の制定を目指す運動を推進する。

2.草の根の活動から「平和の文化」を発信

創価学会はこれまで、「平和の文化」の意義を発信するための取り組みを、国連とも歩調を合わせながら積極的に展開してきたが、貧困と暴力の問題が依然課題である今日、その重要性は一層高まっている。
創価学会は本年も、「平和の文化」構築のための女性の使命と役割を追求した「平和の文化と女性展」や「平和の文化と子ども展」を全国で巡回していく。また、身近な家庭・地域から「平和の文化」を築いた体験主張を発表する「平和の文化フォーラム」や「母と子のための平和の文化フォーラム」「平和の文化講演会」「ピース・フォーラム」等を開催する。

3.市民社会の手で 「人権文化」 を建設

「人権文化」建設にとって、人権教育は不可欠なものである。国連においても、「人権教育および研修に関する国連宣言」の第66回総会での採択が期待されている。
創価学会は、そうした国連の討議過程に市民社会からの声を届ける努力をするとともに、人権教育のためのツールとして新たに制作されるDVD「人権教育の世紀へ」(仮称)の多方面での上映・活用などを通じて、国連宣言に関連する幅広い教育・広報活動を行うほか、同DVDの多言語化支援に取り組む。また、人権教育を推進する一環として開催している「21世紀 希望の人権展」の国内巡回とともに、国連「人権教育世界プログラム」の広報活動を支援する。

4.人間自身の変革で 「持続可能な未来」 を構築

2012年夏に開催予定の国連持続可能な開発サミット(リオプラス20)に向けて、国際社会では地球環境と共存しゆくための人間のあり方が一層真剣に模索されている。創価学会は、人間の内面における変革の重要性に着目したアプローチで、「持続可能な未来」のための取り組みを継続し、このたび新たに制作した「わたしと地球の環境展」、台湾をはじめ各地で大きな反響を広げている「希望の種子展」や震災からの「復興」を考えるフォーラムなどを開催する。また、国連による「持続可能な開発のための教育の10年」を推進するネットワークとの連携を深め、持続可能な社会や人間のあり方への意識啓発活動を継続的に推進する。

【平和、人権、持続可能な開発などに関する活動】

◆平和・軍縮

「核兵器廃絶への挑戦」展や各種の平和講座、戦争体験・被爆体験を聞く会等の開催、爆心地復元映像プロジェクト(広島)等の支援、「包括的核実験禁止条約」の発効を促すための諸活動に取り組む。
国連や関係のNGOなどが推進する子ども兵士の社会復帰プロジェクトや地雷除去プロジェクト、小型武器規制および生物・化学兵器撤廃運動に協力する。

◆人権、人道問題

「21世紀 希望の人権展」を開催。また、「人権教育世界プログラム」ならびに「人権教育および研修に関する国連宣言」に関する広報活動を支援する。
DVD「人権教育の世紀へ」(仮称)を各地で上映する。
人道援助、貧困、難民、児童労働、人身売買、HIV/エイズ、死刑廃止、自殺防止、多様な性のあり方、在日外国人、先住民族、障がい者、路上生活者の人権などの課題に取り組む国際機関や諸団体の活動に協力する。

◆持続可能な開発

「わたしと地球の環境展」「希望の種子展」の開催、SGIと地球憲章インタナショナルが制作した映画「静かなる革命」の上映等を推進する。
国連が定める「持続可能な開発のための教育の10年」のキャンペーン、国連持続可能な開発サミット(リオプラス20)を支援する。

◆「青年」「女性」による取り組み

青年平和会議主催による「青年連続講演会」、女性平和文化会議主催による「ピース・フォーラム」を開催。
女性平和委員会による「平和の文化フォーラム」「平和の文化講演会」等の開催、戦争証言DVD「平和への願いをこめて」、5言語版DVD「平和への願いをこめて──広島・長崎  女性たちの被爆体験」の上映、「平和の文化と女性展」、「平和の文化と子ども展」の開催・活用。
広島・長崎・沖縄青年部による「3県平和サミット」を開催する。
各地の創価学会の平和記念館、平和展示館の常設展示・企画展示の充実を図る。

◆SGI国連連絡所との連携、協力

ニューヨーク、ジュネーブ、ウィーンの各SGI国連連絡所と連携しながら、軍縮・人権・持続可能な開発の3つの分野を中心に、国連NGOとしての活動を推進する。
【文化運動、教育運動】

◆文化展示の巡回

社会に広く「活字文化」の重要性を伝える「世界の書籍展」を開催する。
写真文化の普及・向上を目的に「自然との対話」写真展を開催する。

◆人間主義の教育運動

教育者および地域社会の教育力向上に寄与すべく、人間教育実践報告大会・教育フォーラム等を開催する。
家庭教育セミナー・家庭教育懇談会等を通じた、家庭教育に供する活動を展開する。
全国34カ所での教育相談室を拠点に、不登校等に対処するボランティアの教育相談活動を展開する。
【平和・文化・教育を推進する諸団体との協力】

◆以下の諸団体との協力活動を推進する

戸田記念国際平和研究所、池田国際対話センターなどの平和研究団体
創価大学、創価学園、民主音楽協会、東京富士美術館、東洋哲学研究所、牧口記念教育基金会などの文化・教育団体
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