3.一生成仏と広宣流布

広宣流布

仏の覚りである正法を人々に流布し、万人を仏の境涯に導くことこそが、仏法の目標です。
それゆえ、法華経でも「我が滅度の後、後の五百歳の中、閻浮提に広宣流布して、断絶して悪魔・魔民・諸天・竜・夜叉・鳩槃荼等に其の便を得しむること無かれ」(法華経601㌻、通解──私〈釈尊〉が入滅した後、末法において、全世界に正法を広宣流布して断絶させず、決して悪魔・魔民・諸天・竜・夜叉・鳩槃荼などの魔物につけ入らせてはならない)と説かれています。
この経文は、「後の五百歳」、すなわち末法において、妙法を全世界(一閻浮提)に広宣流布していくべきことを述べたものです。
また、法華経では、末法の広宣流布が「地涌の菩薩」に託されます。地涌の菩薩は、久遠(計り知れないほどのはるか昔)からの釈尊の弟子として、鍛えぬかれた菩薩とされています。
法華経の説法の場では、大地の底から無数の地涌の菩薩が涌現します。そして、上行菩薩を中心として、釈尊滅後の妙法蓮華経の弘通を誓います。
釈尊は、自分の滅後に、この地涌の菩薩が娑婆世界に出現して、太陽や月のように衆生の闇を照らして、人々を救うであろうと予言します。

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