1. 正行と助行――唱題が根本、読経は補助

2.信行学

正行と助行――唱題が根本、読経は補助

生命変革の具体的な実践の一つの柱として、毎日、朝夕の勤行を行います。
日々の勤行では、御本尊を信じて題目を唱え、法華経の方便品第2(冒頭の散文の部分)と如来寿量品第16の自我偈を読誦します。
勤行は、御本尊を信じて南無妙法蓮華経と唱える唱題が根本なので、唱題を「正行」といいます。
また、方便品・自我偈の読誦は、「正行」である題目の功徳を助け顕すために行うので、「助行」といいます。
法華経28品(章)のなかでも、方便品・寿量品の自我偈を読誦するのは、この両品が万人成仏を説く法華経の最も重要な品だからです。方便品では法華経の前半である迹門の中心的な法理である「諸法実相」が説かれています。寿量品では法華経の後半である本門の中心的な法理である「久遠実成」が説かれています(本書157㌻以下を参照)。大聖人は「寿量品・方便品をよみ候えば、自然に余品はよみ候わねども、備わり候なり」(1202㌻)と仰せです。
正行と助行の関係について、日寛上人は「塩や酢が米や麺の味をひきたたせるように、方便品・寿量品を読誦することは、『正行』である題目の深遠な功徳を助け顕すはたらきがあり、このために『助行』というのである」(趣意)と教えられています。
私たちが勤行で方便品・自我偈を読誦するのは、御本尊の功徳をたたえるためなのです。

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