3.難を乗り越える信心

三障

まず、三障の「障」とは、障り、妨げということで、信心修行の実践を、その途上に立ちはだかって妨げるはたらきをいいます。
これに、煩悩障、業障、報障の三つがあります。
煩悩障とは、貪り、瞋り、癡かなどの自身の煩悩が信心修行の妨げとなることをいいます。
業障とは、悪業(悪い行いの集積)によって生ずる信仰や仏道修行への妨げです。「兄弟抄」の御文では、具体的に妻子などの身近な存在によって起こる妨げが挙げられています。
報障とは、過去世の悪業の報いとして、現世に受けた境涯が、仏道修行の障りとなることをいいます。「兄弟抄」の御文では、国主や父母など、自分が従わなければならない存在によって起こる妨げが挙げられています。

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