3.難を乗り越える信心

四魔

次に、四魔の「魔」とは、信心修行者の生命から、妙法の当体としての生命の輝きを奪うはたらきをいいます。
四魔とは、陰魔、煩悩魔、死魔、天子魔の四つをいいます。
陰魔とは、信心修行者の五陰(肉体や心のはたらき)の活動の不調和が信心修行の妨げとなることです。
煩悩魔とは貪り、瞋り、癡かなどの煩悩が起こって信心を破壊することです。
死魔とは、修行者の生命を絶つことによって、修行を妨げようとする魔です。また、他の修行者などの死によって、信心に疑いを生ずることも、死魔に負けた姿といえます。
最後に、天子魔とは、他化自在天子魔の略で、他化自在天王(第六天の魔王)による妨げであり、最も本源的な魔です。
大聖人は「元品の無明は第六天の魔王と顕れたり」(997㌻)と仰せです。
すなわち、この魔は、生命の根本的な迷いから起こるものであり、権力者などの生命にあらわれるなど、いろいろな形をとり、あらゆる力をもって、正しい修行者に迫害を加えていきます。

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