4.宿命転換

(2)転重軽受

私たちは、信心に励んでいても、人生の苦難に直面することがあります。また、広宣流布のために戦うと、それを妨げようとする障魔が起こり、難にあいます。
大聖人は、このような苦難に出あって宿命転換できるのは、むしろ「転重軽受」の功徳であると教えられています。
転重軽受とは、「重きを転じて軽く受く」と読みます。
過去世の重い罪業によって、今世だけでなく、未来世にわたって、重い苦しみの報いを受けていかなくてはならないところを、現世に正法を信じ、広めると、その実践の功徳力によって、重罪の報いを一時に軽く受けて、罪業をすべて消滅させることができるのです。
ゆえに、大聖人は転重軽受の功徳について「地獄の苦しみぱっときえて」(1000㌻)と仰せです。
苦難は、宿業を消して、生命を鍛錬する重要な機会となります。
そのことを大聖人は、「鉄は鍛え打てば剣となる。賢人・聖人は罵られて試されるものである。私がこのたび受けた佐渡流罪という処罰は、世間の罪によるものではまったくない。もっぱら過去世の重罪を今世で消し、未来世の地獄・餓鬼・畜生の三悪道の苦しみを免れるためのものなのである」(958㌻、通解)と仰せです。

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