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青年よ 21世紀の広布の山を登れ

1981年12月10日、大分の地を訪れていた池田大作先生は、後継の青年に、新たな指針となる長編詩を発表しました。
以来、全国各地で長編詩から生まれた歌「青年よ 広布の山を登れ」が歌われ続けるなど、若い世代へ、長編詩の心が受け継がれています。
ここでは、長編詩の全文をご紹介します。

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1981年12月10日、大分の地を訪れていた池田大作先生は、後継の青年に、新たな指針となる長編詩を発表しました。

以来、全国各地で長編詩から生まれた歌「青年よ 広布の山を登れ」が歌われ続けるなど、若い世代へ、長編詩の心が受け継がれています。

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青年よ 21世紀の広布の山を登れ

「なぜ山に登るのか」
「そこに山があるからだ」と
かつて
ある著名な登山家は言った

我らは今
広宣流布の山である
二十一世紀の山を
登攀せんとしているのだ!

我が 青年達よ
妙法正義の旗を振りながら
満ちたりたる人生の自立のために
二十一世紀の山を
勇敢に登り征け!

そのためにも
大なり小なり
自己に直面する日々の現実の山を
一歩一歩
また一つ一つ
登りゆかねばならない
その厳しき現実と
社会の山を登りゆかんとする
その生命の中にのみ
真実の充実しきった
青春の価値があるからだ!
そして その深く
自身の決めたこの道にのみ
無言にして
無限の言い知れぬ
広々とした広野の如き
自己自身をつくり
確固たる人生を生き抜くのだ!


我が 門下の青年よ
生きて生きて生き抜くのだ!
絶対不滅にして
永遠の大法のために!
また この世に生を受けた
尊き自己自身の使命のために!
さらに
我らの信条である
世界に平和の鐘を
社会に正義の旗を
打ち建てゆくために!

今日も太陽は昇る
春の桜の朝にも
かの灼熱の日々にも
紅葉の秋にも
吹雪と嵐の曇天にも
悠然と太陽は昇る
我らも共に逞しく!
未来に生きゆく青年の胸中にも
大法輝く太陽が 刻々と昇りゆく
青春であらねばならない!

若き君達よ!
青春とは太陽の異名である
その無限の可能性に
光り輝く太陽を抱きながら
今日一日を
すべてに勝ち取っていく
日々であっていただきたい!


我が 太陽の仏法
昇りきたりて七百年
そしてまた
「源遠ければ流長し」の
原理のもとに
その大河は
満々と世界に流れ広がった!

昭和二十六年
その太陽の仏法の旗を掲げて
勇敢にして信念の
広宣の青年部が発足して半世紀
その時集いし不屈の
凛々しき若武者と
清純なる乙女ら
二百六十余人!
今 ここに半世紀の流れに
ある時は
岩にぶつかり
ある時は
嵐に水かさを増しながら
ある時は
炎熱の日々に水かさを減じながら
しかし
今や五百万人の脈々たる奔流となる!
遂に日本の柱となれり!
会長の後継者も
すべて青年部出身者であったことを
忘れないでもらいたい


この悠々たる大河の流れは
誰人も
決して止めることはできない!
いかなる権力をもってしても
いかなる邪悪な妨害ありとも
時代の先取りとしながら
さらにさらに
水かさを広く深く拡げながら
大海に向かって
流れてゆくに違いない!

この若き青年諸君の
勇猛にして精進の弘法の力により
日蓮大聖人の太陽の仏法は
我が国を超えて
世界へと輝きわたる
その妙法流布の大河の流れも
百二十八か国に流れ渡った
平和のため
生命尊厳のため
世界の大仏法として
あらゆる慈悲を与えながら
滔々と歓び渡る

その先駆を切りし人々は
すべて青年であったのだ!
御書に曰く
「日蓮が慈悲曠大ならば
南無妙法蓮華経は万年の外
未来までもながるべし」と


信教の自由を守るための
我らの慈悲と哲理の秩序ある行進には
階級もない!
国境もない!
すべての人が本源よりの
自らの使命と権利と幸福を
創りゆくためへの行進なのだ!

我らは 絶対に暴力に反対する!
我らは 絶対に戦争に反対する!
この大仏法を基調として
平和と文化の賛同を得ながら
国境を超え
イデオロギーを超え
共鳴の華の輪を拡げゆくのだ!
人間は誰人たりといえども
幸福になりゆく権利があるからだ!

私は諸君の成長をひたすら待っている
否 祈っている
それしか広宣流布の道がないことを
知っているからだ
そこで 私は申し上げたい
現実の二十一世紀の山へ
登りゆくためへの原動力は
勤行 唱題であることを
忘れてはならないということである


「一丈のほりを こへぬもの
十丈 二十丈のほりを こうべきか」
の御聖訓のままに
今 君達が存在するその場所で
断じて勝たねばならない!
仏法の真髄である
題目をあげぬいた人には
誰人も絶対にかなわない!
この御聖訓の一節を
若き君達よ! 決して忘るるな!
いや 勇んで実践しぬいてゆき給え!

いかなる苦衷の最中に入っても
希望を失うな!
希望は無限の力である
これこそ信心であるからだ!

ともあれ 人間のみが
希望を生み出す
価値ある存在であるからだ
人生行路にあって
かりに 不運にも
姿は敗れることがあったとしても
信心の二字だけは
決して敗れてはならない!
信心の二字が不撓であるならば
いつの日か必ずや
その人には
勝利の満足の証が待っている!
その証は
社会の中に厳然として
明確に証明されるのが
事の一念三千の仏法であるからだ!


ここで 新世紀に生きゆく若き君達は
聡明な大指導者として
成長していかねばならない
さらに
常に民衆と共に歩みゆくことを
絶対に忘れてはならない
民衆が主権者であるからだ!
民衆は常に賢者であることを
古今東西の歴史は明確に教えている!

その民衆の支持と信仰があるかぎり
我らの行進は
いやが上にも
限りなき前進の歴史を
築くことができるからだ!

故に 若き君達は
労多きことを誇りとしながら
良き市民の人生の案内役となり
そしてまた
若き実践の哲学者として
最高の栄誉をもち給え!

来るべき二十一世紀は
かかる若き偉大なリーダーを
願望し 衆望していることを
私たちは知っている
信仰と哲学なき人は
羅針盤のなき船舶だ!
もはや
物の時代から心の時代
心の時代から生命の時代に
刻々と移りかわっている
そこにのみ真実の人生の幸福という
価値あることを人々は目覚め始めた
いまや
人気や知名度や財産ではない!
人間として立派な偉い人を
賢明な大衆は
尊敬し待っているのだ!


この大衆の時代に
大衆より信頼を得た人が
真実のリーダーなのである
人間は皆 すべて平等である
上下などある筈がない
若き君達よ
朝な夕なに大衆と常に接し
共に生き
大衆と温かき連係をとりながら
そして大衆と呼吸し
共鳴してゆく
若き新世紀のリーダーに
なっていただきたいのだ!

私は 君達を信ずる!
君達に期待する!
それしか広宣流布はできないからだ!

私も
人生の恩師と定めた
戸田門下生の一人として
あらゆる迫害を浴びながらも
その時 誓い合った広宣流布という
民衆のための法戦を
貫き通してきたつもりだ!
いわれなき冤罪は
歴史が厳然と裁くことを
断言しておきたい!

いかなる
権威 権力をもって迫害されても
一人の屹立した人間として
いかなる大難をも乗り越え
確固不動なる姿を示していくところに
人間革命の勝利の旗が
天空高く永遠になびいていくからだ!


君達よ!
絶対に
卑怯者にはなるな!
臆病者になるな!
裏切り者になるな!
それは
いかに正義ぶった
論調を展開しようとも
もはや 野干になりさがった
餓鬼畜生の心であるからだ!

若きリーダー達よ!
問題にあたって
常に鋭く
その事件の本質を
見抜きゆく洞察力を持たねばならない!
また 様々な法戦にあって
その背後にある
陰謀 画策の構図を
喝破せねばならない!

故に 未来に生きゆく青年達は
賢者であれ!
革命児たれ!
愚者であってはならない
騙されるな!
聡明と智恵者であれ!
「天晴れぬれば地明かなり」との如く
信心の要件は ここにある!

詮ずる所は
不幸と幸福
邪悪と正義
魔と仏との戦いが
仏法の真髄である!
これを 深く強く自覚すべきである!


ともあれ 若き君達は
同信退転の
あわれな友を乗り越え 勝ち越えて
生命の宝塔たる
求道の人々と交わりながら
ひたすらに
仏法基調の大運動の繰り返しを
回転しぬいていただきたい

真実の
充実しきった意義ある人生には
必ず
大哲学と その信仰が必要となる!
君達の最高の栄光は
太陽の大仏法を持ち
生き生きと青春を乱舞していくことだ!
それが青春の真髄であるからだ!

二十一世紀の山は近い!
もはや眼前にある
二十一世紀は
すべてが君達のものだ!
君達の暁であり
桧舞台である!
君達が存分に活躍しゆく
総仕上げの大舞台である!

二〇〇一年五月三日——
この日が
私どもの そして君達の
大いなる
目標登攀の日であると決めたい!
広布の第二幕の勝負は
この時で決せられることを
断固として忘れないでほしい
使命ある君達よ!
その日まで労苦の修行を
足も軽やかに!
健康で生き生きとして
一日一日を戦い抜いていただきたい!


すべてが自分自身のためである
そして 民衆のためである
また悩める友のためである
これぞ正義の青春の航路と思え!
そして永遠に刻みゆく
忘れ得ぬ自己自身の
壮大な歴史を綴りゆくことを!
そこには勇猛精進しかない!
どうか 苦しき時
行き詰まりそうになった時に
勇気 勇気を断固として持て
我らには信ずる同志がいる
決して忘れまい!
また あの地 かの地にも
多くの先輩が待っている!
また愛する同志が見ている!
その同志は世界中にいる!
ともあれ自身に克ちゆく唱題を!
声も惜しまず!
獅子の如くに 吼えゆくことだ!

我らの そして君達の
行動と活躍の すべては
三世を通観なされる
御本仏の御照覧が
厳然とあることを忘れまい
更に 広宣流布の英雄たる君達をば
諸天が厳として護りゆくことを
御本仏は御約束である
これを信心というのだ!


少々の屈辱と侮蔑の
非難など全く恐れるな
釈尊もそうであられたし
ましてや
日蓮大聖人の大迫害よりみるならば
あまりにも小さき難であることを!
御聖訓のままに生きる我らは
その証明として
障魔の風は当然のことである
これこそ
我が学会の誉れというべきである

偉大なる 後継の諸君よ!
老いたる親を大切に
そして社会を大切に
泥沼の如き労苦の社会の中にこそ
「如蓮華在水」の法理があることを
誇り高く知るべきだ!
現実の社会は複雑であり
矛盾に満ちている
しかし 若き後継の諸君は
悠然として自己の宮殿を勝ちとれ!
その胸中に 無限の幸福と
平和があることを知れ!
ある時は耐え抜け!
そして
ある時は美事なる勝負に決しゆけ!
またと来らざる この一日一日を
敢然と 前へ前へと
進みゆくことだ
それが地涌である


信仰とは
何ものをも恐れぬことだ!
自己を果てしなく
勝利者にしゆくことだ!
法と人と社会を結ぶ
偉大なる人間をつくりゆく行動だ!
社会は厳しい
甘えてはならない
刻々と変遷しゆく社会に流されるな!
君達は堂々と我が歴史を作りゆく
主体者であることを忘れまい!
表面的な社会の現象に紛動されるな!
毀誉褒貶の八風に
侵されゆく自分であっては
侘しく敗者の姿だ
君達よ 必ず勝者になれ!

私が願ってやまない
若き 門下達よ
今再び
スクラムを組みかえながら
無限に続きゆく 我が大道を!
ある時は
「紅の歌」をうたい
「威風堂々の歌」を
声高らかにうたいながら
朗らかに力強く
前進してゆくことだ!
君達のあとに
無数の若き後継者が続いている
そして共に
金剛の二十一世紀の山へ
断固として共戦しながら登るのだ!

その二十一世紀の山を
登攀したならば
見える限りの世界が
すべて君達のものだ!
その所願満足の歓喜の法戦こそ
無上道の人生であり
青春であるがゆえに
私はすべてを
君達に託したい!

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学会歌「青年よ 広布の山を登れ」
(しなの合唱団ファミリーコンサート2011より)