励ましのメッセージ

池田大作先生からのメッセージ

池田先生は、地震発生直後から矢継ぎ早に何度もお見舞いの伝言やメッセージなど、励ましを贈り続けてきました。
震災直後に贈ったメッセージを紹介します。

2011年3月16日の
メッセージ

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このたびの東日本大震災に際し、被災なされた皆様方に、重ねて心よりお見舞いを申し上げます。
大地震・大津波より6日目。安否を確認できない方々も多数おられます。
皆様方の疲労も、さぞかし深いことでしょう。体調を崩されぬよう、そして十方の仏菩薩から守りに護られますように、私も妻も、全国の同志も、世界の同志も、一心不乱に題目を送っております。
わが身をなげうって救援・支援に尽力くださっている役員の方々、さらに地域の依怙依託の皆様、誠に誠にありがとうございます。
「一国の王とならむよりも、一人の人を救済するは大なる事業なり」(『啄木全集 第7巻』筑摩書房)とは、東北が生んだ青年詩人・石川啄木の叫びでありました。
私は最大の敬意と感謝を表します。 
御書には、災害に遭っても「心を壊る能わず(=心は壊せない)」(65ページ)と厳然と示されています。
「心の財」だけは絶対に壊されません。
いかなる苦難も、永遠に幸福になるための試練であります。すべてを断固と「変毒為薬」できるのが、この仏法であり、信心であります。
また、逝去なされたご親族やご友人の追善回向を懇ろに行わせていただいております。本当に残念でなりませんが、生命は永遠であり、生死を超えて題目で結ばれています。
妙法に連なる故人は必ず諸天に擁護されて成仏され、すぐに近くに還ってこられます。これが仏法の方程式であります。
日蓮大聖人の御在世にも「前代未聞」と言われる正嘉の大地震がありました。人々の悲嘆に胸を痛められ、大難の連続の中、「立正安国」という正義と平和の旗を厳として打ち立ててくださったのであります。
大聖人は、「大悪をこ(起)れば大善きたる」(御書1300ページ)と御断言になられました。
きょう「3・16」は、恩師・戸田城聖先生が、この世から一切の不幸と悲惨を無くすために、「広宣流布」を後継の青年に託された日であります。一段と強く広宣流布を誓願し、共々に励まし合い、支え合いながら、この大災難を乗り越え、勝ち越えてまいりたい。
断じて負けるな! 勇気を持て! 希望を持て! と祈り叫んで、私のメッセージとさせていただきます。

2011年3月17日の
メッセージ

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私の心も東北にあります。愛する皆様方と一緒です。どれほど痛ましい、甚大な被害か。改めて、心よりお見舞い申し上げます。
胸の張り裂けるような惨状のなかで、皆様方は、菩薩の如く、いな仏そのものの勇気と慈悲と智慧をもって、一人一人の友を励まし、大勢の方々を救ってくださっています。
東北をこよなく愛された、わが師・戸田城聖先生は、よく言われておりました。
「いざという時に、人間の真価は現れる。いざという時、絶対に信頼できるのが、東北人だよ」と。本当に、その通りであります。
一番、純朴で親切な、一番、誠実で忍耐強い、わが東北の友の偉大な奮闘に、私は心で熱い涙を流しながら、最敬礼しております。
日蓮大聖人は、最愛の家族を失った一人の女性に、こう仰せになられました。
「法華経をたも(持)ちたてまつるものは地獄即寂光とさとり候ぞ」(御書1504ページ)と。
いかに深い悲しみや苦しみにあっても、絶対に負けない。
妙法を唱え、妙法とともに生き抜く、わが生命それ自体が、金剛にして不壊の仏だからであります。
戸田先生も、東北の友に語られました。
「大聖人は、すべての大難を乗り切られた。これが実証です。あなたには、妙法があるではないか。創価学会があるではないか」
いまだに、ご家族や同志・友人の安否が掌握できない方々の心中は察するにあまりあります。
私も妻と題目を送り続けております。
御聖訓には、「設い身は此の難に値うとも心は仏心に同じ」(同1069ページ)とあります。
どんな境遇にあろうとも、広宣流布に進む私たちの心は、同じ仏の境涯にあります。生々世々、仏の常楽我浄の世界で、一緒であり、一体なのであります。仮に一時、離れ離れになろうとも、この生命の不可思議な絆だけは、決して切れることはありません。
ともあれ日本中、世界中の友が、異口同音に感嘆し、驚嘆していることは、「東北だからこそ、これだけの大災害にも屈しない。東北には、なんと崇高な人材群がそろっていることか」ということであります。
創価の名門・仙台支部の誕生から60年——。これが、戸田先生の願い通り、誇り高き皆様方が私と共に築き上げてくださった、難攻不落の東北の人材城であります。
東北出身の哲学者・阿部次郎は、「如何なる場合に於ても思想は力である」(『三太郎の日記』岩波書店)と言いました。最極の人間主義の思想である仏法は、最強の人間主義の力であります。
今から250年以上前、ポルトガルの都リスボンは、大地震と大津波と大火事によって壊滅しました。
しかし、そこから迅速に立ち上がり、幾多の人材の力を結集して、大復興を成し遂げ、最高峰の理想都市を建設していった歴史があります。
どうか、大変でしょうけれども、一日一日、無量無辺の大功徳を積みながら、人類が仰ぎ見る「人間共和の永遠の都」を、東北天地に断固として創り上げていってください。
私も、愛する東北の皆様のために、いよいよ祈り、総力を尽くしてまいります。
最も大きな難を受けた東北が、最も勝ち栄えていくことこそが、広宣流布の総仕上げだからであります。
大切な大切な皆様方、どうか、お元気で! お達者で! 四六時中、題目を送り抜いてまいります。

福光

2011年9月、池田先生は小説『新・人間革命』で、東北を舞台にした「福光」 という章の連載を始めました。
この動画は、冒頭の抜粋を朗読した内容です(2011年11月制作)。

出典:小説『新・人間革命』福光(2011/9/1聖教新聞掲載)

動画再生時間:2分13秒