アニメで見る法華経の七つの譬え

■三(さん)草(そう)二木(にもく)の譬(たと)え

動画再生時間:06分53秒

草木が生い茂る大地は、“一切衆生が本然的に具える仏性である”ことを指し、空を覆う厚い雲は「仏」と「仏の出現」を、平等に降る雨は「仏の説法」、そして種々の草木は「衆生」、雨を受けることは「法を聞くこと」に譬えています。

一つとして同じ花はなく、一つとして同じ実はありません。それぞれが素晴らしい個性・特質を秘めているのです。とともに、草木の性質や大小によっては、雨の受け止め方も異なります。

このことは、仏は、ただ一つの成仏の法を説いているのですが、衆生の受け止め方が違うことを示しているのです。本来、仏の教えは、全員に平等であることを示そうとしたのです。