第1章 トルコと日本 響きあう心
「地球民族」の調和を求めて/東と西の文化が出あうイスタンブール/トルコでも“風呂敷”をつかう/トルコの野草だったチューリップ/日本でも有名な原爆詩/女性を尊重する社会が繁栄する/「定価」のない社会/日常とむすびついた宗教行為/仏教は平和の推進に挺身する宗教
第2章 友情は国家と時代を超えて
歴史の真実を語ることが真の友好に寄与/友情の原点となった感動のドラマ/驚くほど似ているトルコ語と日本語/「ことわざ」の豊かな国/素早い行動力こそ勝利の要諦/親日的なトルコの人びと/国益よりも人類益に立脚した行動を
第3章 内に平和を! 外に平和を!
奇跡を成し遂げたケマル・アタチュルク/古き友人を大切にし、新しき友人をつくれ/イスラム国家における政教分離/教育こそ、人間と人間をむすぶ/イスラム世界でのアタチュルクの評価/戦いに勝ったトルコには独裁者が登場しなかった/地球的パートナーシップこそ21世紀のカギ
第4章 「理解の心」から「豊かな世界」を
平和を愛する心を伝える文化の大使/笛の音は、真理を愛する賢者の心の声/他の人びとを理解しようとする試み/支配する側の知の体系/グローバル化が文化の画一化ではいけない/「野蛮」という偏見を打ち破った文化人類学/知の巨人レヴィ=ストロース/文明の“未開”と“進歩”の考えを批判
第5章 「対立」から「共存」へ! 「衝突」から「交流」へ!
「対立」を乗り越え「対話」の方向へ/文明の単純な類型化に伴う危険性/グローバリゼーションの「挑戦」と諸文化の「応戦」/「理解の欠如」が生む偏見/ナショナリズムが「宗教」や「民族」を道具に/一人ひとりの日々の生活に焦点を
第6章 他者と出会う 共に生きる
先入観を打ち破るフィールドワーク/憎しみは憎しみによって断つことはできない/土着文化と共存する仏教/現実の苦しみを解決する宗教/「対話」の必要性を実感/「一人」で多文化のなかへ入る意味/「共感」を育むことが大切/若さの傲慢、富の傲慢/ハードでなくソフト・パワーの時代を
第7章 生命を譲れ! 対話の潮流を
生も歓喜、死も歓喜/死を無視する態度が生んだメガデス/他宗教が共存したオスマン帝国/サッカーの声援「オーレ」の由来/平等がイスラムの中核的精神/イスラムは「愛」を重視/世界を導く「生命尊厳の哲学」
第8章 世界をつなぐ――国連改革の道
“平和のネットワーク”に期待/“平和の絆”を基に分断から結合へ/「狂信主義」こそ克服すべき課題/揺らぐ「個人」がよって立つ基盤/グッド・ガバナンスを地球レベルで拡大
第9章 「対話」こそ文明の大憲章
日本と中国の新たな平和友好の道を/現代に必要なコスモロジーの復興/宗教間対話を可能にする条件/創始者の精神に立ち返れ/集団の絶対視が生んだ20世紀の悲劇/「野蛮のマグナ・カルタ」から「文明のマグナ・カルタ」へ
第10章 人間教育の新しき大道を
多様な文明の融合は英知の揺藍/“人びとを戦争へと駆り立てる教育”の危険/他者への配慮の心を育てる「共感への教育」/共生の世界を目指して歴史の再考察を/教育と宗教は社会を支える両論/歴史を動かす出会いと創造を求めて
