富士鼓笛隊は、小学生から社会人までの幅広い年齢層の女性で構成されている。1956(昭和31)年7月22日の結成当時は33名だったが、今や世界26カ国・地域にも鼓笛隊が結成されている。地域文化への貢献を目的に、パレードやイベントへの参加をはじめ、各種コンサートの開催やイベントなど、多岐にわたる活動を展開。その数は、年間で全国約50カ所を数える。
創価中部ブリリアンス・オブ・ピースは、12月に第47回バトントワーリング全国大会に出場し、理事長賞を受賞した。
創価学会では、壮年・婦人・青年の各部有志から構成される「創価合唱団」、婦人部の「白ゆり合唱団」、男子部を中心とした「しなの合唱団」「関西男声合唱団」、女子部の「富士合唱団」、未来部の「正義合唱団」をはじめ、全国各地で多数の合唱団が平和のメッセージを伝えることを目的に、演奏活動を展開している。
音楽関係の各団体は、定期演奏会をはじめ、地域行事への出演、小単位のファミリーコンサートなどを開催している。日頃の練習の成果を発表する場として、多くの鑑賞者からも喜ばれている。音楽隊、鼓笛隊、合唱団以外にも、富士交響楽団や関西21世紀交響楽団、未来部の希望オーケストラなどが例年コンサートを行っている。
宇宙的視野で地球を見つめれば、今を生きる奇跡がわかる。地球的問題群の解決のために「地球人」としての一体感を高めるために企画し、2013年にスタートした展示会。NASAの協力で「月の石」を出品。ほかにも宇宙服や月面車のレプリカ、隕石などが展示されている。高精細映像・AR(拡張現実)等のデジタルコンテンツも活用。驚きと感動に満ちあふれた宇宙の世界が楽しめる。
池田先生が撮影した自然・風景などの写真を披露する同展は、写真文化普及への一助として、1982年にスタート。これまでにフランス、ロシア、中国などの世界各都市で開催されるとともに、国内では1000を超える会場で来場者を魅了している。
活字離れの深刻さが叫ばれる中で、広く社会に「読書」と「本」の大切さを訴える催しとして、2002年に東京で巡回が始まり、これまでに100万人以上が鑑賞している。内容は16世紀ルネサンス期のプラトン全集など古今東西の貴重本を始め、知の宝石と言われる豆本や文豪の直筆などを展示。さらにユゴー、ゲーテ、ミッチェルなど古典・名作の世界を、カラーパネルで分かりやすく解説している。
海外航路に従事するメンバーの集い「波涛会」。なかなか目にすることのない海の表情や船上での生活のほか、世界各地の暮らしが、写真で生き生きとつづられる。32回目の開催となった同展は、10月11日、横浜市の日本丸メモリアルパークで行われ、世界各地の航路や寄港地等で撮影した海・街・人などの写真80点を展示。また、神戸市では「かもめりあ」で5月17日から19日まで行われた。これまで、世界21カ国で1800回以上開催されており、2008年6月には、国連の専門機関「国際海事機関(IMO)」の本部で展示会を開催した。
2月17日「農漁光部の日」を記念する大会。2018年は全国900会場に15万人が来場して行われた。今や農漁村地域のみならず、都市部へも勇気と活力を送る「日本最大の農漁業行事」として注目されている。農漁業の現場で奮闘する会員が登壇。創価の誇りを胸に、祈りと努力、知恵と工夫で困難を乗り越えた信仰体験が反響を呼ぶ。その他、農漁村に生きる喜びにあふれた写真展なども開催している。
星辰会、星辰常勝会(理容師を職業とする男子部・壮年部のグループ)により、災害時の避難所や福祉施設などでの散髪を行っている。
地域文化の発展と向上に寄与することを目的に、1971年に始まった「聖教文化講演会」。各界の著名人を講師に招き、これまでに延べ60万人の市民が聴講している。
中国最大の青年団体である中華全国青年連合会と、創価学会青年部との交流議定書30周年となる2015年には、青年部約20人が中国を訪問。北京、延辺、大連を訪れ両国の平和友好を推進した。このように中国をはじめとして、創価学会は韓国、インド、インドネシア、シンガポール、マレーシア、モンゴル、フィリピン、キューバ、メキシコ、アメリカなどに訪問団を派遣。平和を目指し、民衆レベルでの親善交流を推進してきた。加えて、海外各国の教育・文化・青年団体を日本で受け入れ、友好を深めてきた。
「最高の音楽と舞台芸術を、より多くの方に楽しんでいただきたい」との池田先生の発意から、民族や文化の壁を越えた音楽文化の交流によって、人々に融和をもたらし、地球の平和へと結晶させていくことを目的に1963年に創立。クラシックからポピュラー、歌謡曲、伝統芸能に至る幅広いジャンルの良質な音楽を多くの人々に提供するだけでなく、世界各国の文化団体との交流や、国際音楽コンクール、学校コンサートの開催など未来の人材発掘や青少年の情操教育に寄与する多角的な音楽文化運動を展開している。なかでも、その文化交流は110カ国・地域を超え、音楽の力で世界の民衆を結んできた。
「新たな人間主義の芸術の創造、世界の民衆を結ぶ文化交流のため」1983年に池田先生によって設立された。日本・東洋・西洋の様々なジャンルの作品約3万点を収蔵している。「世界を語る美術館」をモットーに、世界各国の優れた文化を新しい視点から紹介する、海外文化交流特別展を国内外で活発に開催。国内外において文化の相互交流を活発に推進し、豊かな国際交流の輪を広げている。その活動に対して1990年には外務省より「外務大臣表彰」を受彰するなど、世界中から高い評価を受けている。
東洋思想、なかでも仏教のすぐれた思想・哲学を研究するとともに、各学問分野との学際的研究を推進。その成果をもって、人類が抱える諸課題の克服に貢献することを目的に池田先生が創立を構想し、1962年に設立。主な活動として、国際会議への参加、展示会・講演会の開催、出版物の発行を行っている。2006年よりスタートした「法華経——平和と共生のメッセージ」展では、法華経伝播の歴史などを、貴重な写本資料(複製)、写真やパネル等を交えて紹介。仏教発祥の地・インド、ネパールをはじめ、韓国、マレーシア、タイ、インドネシア、イギリス、ブラジルなど、世界17カ国・地域を巡回し、約90万人が観賞している。また、創価学会との共同事業として、法華経の原典研究に寄与する「法華経写本シリーズ」を研究・編集する。