座談会御書e講義
2020年5月度 開目抄
講師:清水副教学部長
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御文拝読
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御文

通解

私ならびに私の弟子は、諸難があっても、疑う心がなければ、自然に仏界に至ることができる。諸天の加護がないからといって、疑ってはいけない。現世が安穏でないことを嘆いてはいけない。私の弟子に朝夕、このことを教えてきたけれども、疑いを起こして皆、信心を捨ててしまったようである。拙い者の習性として、約束したことを、いざという時には忘れてしまうものである。
語句

天の加護
法華経の行者を守ると誓った諸天善神の加護のこと。
現世の安穏
法華経薬草喩品第5には「現世安穏」とあり、妙法を信受する人は、現世で安穏な境涯を得ると説いている。
まことの時
物事が現実になった時。ここでは、難に直面し、成仏の機会を得た時のこと。
参考

◎人間革命の宗教
この「我並びに我が弟子」との呼び掛けには、いかなる大難が競い起ころうとも、「我が門下よ、二陣、三陣と続きゆけ」との万感の思いが込められていると拝されます。
大聖人と同じ心に立ち「日蓮が一門となりとをし」(御書1360ページ)た時、すでに「成仏への道」、即「使命の大道」は広々と開かれているのです。
(『人間革命の宗教』298ページ)
※「御文」「通解」「語句」は、大白蓮華の座談会拝読御書を参考にしております。
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