座談会御書e講義
2021年1月度 四条金吾殿御返事
解説
ポイント
御文拝読


この法華経の一字には釈迦・多宝・十方の諸仏の功徳が納められている。たとえば如意宝珠のようなもので、一珠も百珠も同じ事である。一珠でも無量の宝をふらすし、百珠にも無尽の宝が具わるのである。

如意宝珠
意のままに宝物や衣服、食物などを取り出すことができるという宝の珠

◎「開目抄」講義 第十六章「我並びに我が弟子」
それは、衆生の生命が本来、妙法蓮華経の当体だからです。そして、「強き信」によって、本来具わっている妙法蓮華経の自在の働きが何の妨げもなく現れてくるからです。
人間の生命の上に、この妙法蓮華経が自在に働き出した時、その生命を仏界の生命といいます。妙法の無限の力が、何の妨げもなく働き出し、種々の人間の力として発揮されていきます。
たとえば“一人立つ勇気”、たとえば“耐える力”、たとえば“苦境を切り開く智慧”、たとえば“人を思う慈しみの心”。そういう、いわゆる仏の生命として説かれる種々のものが、必要な時に適切な形で現れてくる。何の妨げもなく、妙法の力を人間の力として呼び現すことができる。
(『池田大作全集』第34巻261ページ)
(『開目抄講義(下)』129ページ)
◎新・人間革命 開墾の章
「健康ということも、勇気も、智慧も、歓喜も、向上心も、あるいは、自分を律するということも、生命力のいかんで決まってしまうといえる。その生命力を無限に涌現しゆく源泉こそが唱題なんです。ゆえに、唱題根本の人には行き詰まりがない」
(中略)
「ともかく、日々、何があっても、題目を唱え抜いていくことです。題目は宇宙の根本の力です。朝な夕な、白馬が天空を駆け巡るように、軽快に、すがすがしい、唱題の声を響かせていくんです」
(『新・人間革命』第11巻137ページ)
※「御文」「通解」「語句」は、大白蓮華の座談会拝読御書を参考にしております。
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