座談会御書e講義
2021年2月度 種種御振舞御書
解説
ポイント
御文拝読


釈尊の滅後、二千二百二十年余りの間、迦葉や阿難、馬鳴や竜樹、南岳や天台、妙楽や伝教といった人々でさえ、いまだ弘められなかった、法華経の肝心であり諸仏の眼目である妙法蓮華経の五字が、末法の始めに全世界に広まることを示す瑞相(兆し)として、日蓮が先駆したのである。わが一門の者たちは、二陣、三陣と続いて、迦葉や阿難にも勝り、天台や伝教をも超えなさい。

迦葉・阿難
釈尊の直弟子で、正法時代前半の伝法の始まりを担った。
馬鳴・竜樹
正法時代後半の大乗経の諭師。
南岳・天台
像法時代前半の正師。6世紀の中国で法華経を宣揚した。
妙楽
像法時代後半の正師。天台宗の中興の祖として天台教学を整備した。
伝教
像法時代の正師。諱は最澄。日本で天台の教えを弘めた。
一閻浮提
私たちが住む世界全体。
わたうども
同じ考えを持つ仲間、同志、一門のこと。

◎第1回本部幹部会(2021年1月7日)への池田先生のメッセージ
創価の師弟は、「十界互具」「一念三千」という、人生観、社会観、生命観、宇宙観まで明かした最極の哲理を掲げて、一人一人の胸奥から元初の希望・勝利の太陽を昇らせていきました。
この人間革命と宿命転換の蘇生のドラマは、今や全地球で「月月・日日に」(御書1190ページ)、強く生き生きと繰り広げられているのであります。
(聖教新聞2021年1月8日付)
◎新年勤行会(2021年)への池田先生のメッセージ
広宣流布とは、自他共の仏性を呼び覚ます運動であり、人類を仏と同じ境涯に高めゆくための、間断なき、そして壮大な戦いです。
とりわけ、これからの10年は、末法万年尽未来際へ大河の流れを安定、恒久化させていく勝負の時であります。その出発となる重要な本年を、いよいよ仲良く、朗らかにスクラムを組んで前進し、一つ一つの課題に勝利していきたい
(聖教新聞2021年1月6日付)
※「御文」「通解」「語句」は、大白蓮華の座談会拝読御書を参考にしております。
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