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希望の譜 冬Selection

池田大作先生は、若き日から、多くの詩や和歌を詠み、多くの人に励ましと希望を送ってきました。その詩作は600遍に及びます。 SOKAnetでは、池田先生の詩の朗読を美しい風景の映像に載せて、「希望の譜」として配信してきました。 今回、冬におすすめの内容を厳選し、5本ご紹介します。
池田先生 プロフィール 1928年、東京都出身。81年、世界芸術アカデミーから「桂冠詩人」称号がおくられる。このほか、「世界桂冠詩人」賞、「世界民衆詩人」称号、「世界平和詩人」賞を授賞。

この天地の舞台でわが人生を舞いゆけ

友よ!親しき友よ至高の友よ永遠なる友よ!私と君との間には永久に「さらば」という言葉はない。そこには変容する精神もない。君と私の戦いにはそして君と私の魂には矛盾はなかった。この世で使命を達成して別れることがあっても君の瞼の微笑みは決して忘れない。君よ嘆くな!前途に希望を持て!そこに必ず明るい太陽が待っている。君よ決意を捨てるな!無数の艱難が待っているならば鉄の意志で突入して砕き散らしていけばいい。さあ!生き抜くのだ。強く生き抜くのだ。断固として生き抜き戦うのだ。そして自分自身に勝ちながら全てに勝って満足するのだ。君よ一度(ひとたび)しかない自分自身の運命である。父にも母にも多くの友人にも私が勝ったことは私に縁する人たちの全部の勝利に通じたと誇り高く言い切れる正義の旗を振り給え!若き人生は決然として頭を上げ胸を張り真剣勝負の舞台で晴れ晴れと勇敢に進みゆくのだ!そして勝つのだ!この天地の舞台でわが人生を舞いゆけ!

青春の舞 青年の曲

若い!若いということは最高の宝!若き生命は大宇宙の生命と一体となり交流しゆく魂を持っている。素晴らしいことだ。その名は青年!それは青春だ!未来にみずみずしく生きゆかんとする生命!新世紀へ革命の魂をもって戦いゆく生命!世界各国古今東西革命の火蓋を切り歴史を変えたのはすべて青年であった。また学生であったことも厳粛な事実である。青年!それに勝る永遠不滅の力はない。青年の前途は洋々たる舞台!彼の戦いは太陽のごとく輝く力!彼の心は無数の宝石を散りばめながら突進する。青年というだけでその生命は若き 人間の王子である。 私たちは青年である。はつらつと生き抜く無限の舞台と時間を持っている。今日も私は人生の開拓者社会の開拓者職場の開拓者としていかなる難儀な道をも喇叭(らっぱ)の音(ね)を響かせながら勇敢に生き抜くのだ。山道も恐れない。懸崖の道も恐れない。険阻な山脈も歩き通す。広漠たる大地の彼方にも私は忍耐強く歩む。青年よ!青年は青年ということだけでそれが無量無辺の財宝なのだ!青年は究極の生命の宇宙の宝石を全部包含しゆく生命の財(ざい)を持っているのだ。「蔵の財(たから)よりも身の財すぐれたり 身の財より心の財第一なり」そして「心こそ大切なれ」そこに最も美しい清純なる心という最高の宝を青年ゆえに持っていることになるのだ!青年よ!青年は人類の宝である。青年は正義そのものである。青年に栄光あれ!

晴れわたる勝利の人生

挑戦あるところには、向上の喜びがある。挑戦あるところには、感動のドラマが生まれる。挑戦あるところには、栄光の未来が輝く。 大宇宙の万物が、挑戦を続ける。花は、懸命に深雪を割いて新芽を出し、波は、体当たりを重ねて巌を削り、太陽は、日々、暁闇を破って躍り出る。人が見ようが、見まいが、己が使命を果たさんと、黙々と、忍耐強く、労作業を繰り返す。挑戦! 挑戦! 挑戦! それが、〝生きる〟ということなのだ。 われらは、挑む!あの友、この友に幸福の道を教え、人びとの栄えと平和を築くために!宿命の嵐猛る大地に決然と立って、人間の真実の力を示しゆくために!「私は、こんなにも幸せだ!」と歓びの凱歌の人生を生き抜くために! 私は、歩む!今日の小さな一歩が、いつか、必ず大道になるから!私は、負けない!吹雪の暗夜も、明日は必ず、勝利の太陽が昇るから!

勇気の太陽よ 勝ち光れ!

勇気は生命の太陽なり。ゆえに我らは新たな一年も勇気に燃えて生き抜く!これが一番幸福になりゆく道であるからだ。 勇気の光がなければ不幸の闇は打ち破れない。勇気の熱がなければ冷酷な世は凍えてしまう。 君が一人立ち上がればそこから蘇生の夜明けが始まる。 あなたが一歩踏み出せばその時から喜びの朝(あした)が生まれるのだ。 わが信ずる青年たちよ!今日も太陽の運行のように健やかに粘り強く自分自身の課題に挑みゆけ!忍耐とは勇気の別名である。 今日も太陽の光線のように明るく惜しみなくあの友 この友に励ましの声を贈りゆけ!青春の勇気のスクラムを地域に世界に広げゆくのだ。 さあ 若き勇気の太陽よ!自分らしく悠然と昇りゆけ!敢然と障魔の雲をつんざきて乱世に勝ち光ってくれ給え!

轟きわたる 勝鬨の大城

新しき世紀が明ける。新しき時代の幕が開く。新しき建設の丈夫(ますらお)が立ち上がる。我らは深く澄んだ心で今日も一日を送る。新たな真実の一日を澄み切った心で飾る。皆が羨ましそうに我らを見つめる。美しい花園の薫り咲く大道を一切の憂いを持たず最愛の人々とともに断固として我らは偉大な目標に向かって歩む。君よ生まれてきたこの人生を決して無意味にしてはならない。王冠だけの王位などあり得ない。汝自身は汝自身として戦い勝ってこそそこに自(おの)ずから王冠は授かる。この世に何をしに生まれて来たのか?この世にやって来たのは何のためか?この世にさようならという時に太陽に勝る太陽のごとく皆の頭上に輝きわたるような偉大な使命の人生の幕を閉じるのだ。いくら年経ても心の若さを忘れるな!決して心は老いてはならない。そこに後悔なき永遠性の若さの秘密が結合していることを忘れまい。我らの戦いは今日一日を楽しむための戦いではない。幾世紀の後も楽しめるいな 永遠に楽しみわたる闘争なのだ。君も生き抜いた私も生き抜いた。君も勝った私も勝った。君にも後悔がない私も後悔しない。共に人生というものを最も満足と無量の価値を持ちながら生き抜いた生命は永遠である。 ゆえにまた生まれ来りし時は共に生まれ共に戦い共にまた勝利して永遠の人生の一幕を飾り勝って固く握手をし合おう!新しい栄光の行進が再び始まった!