第44回「SGIの日」記念提言 平和と軍縮の新しき世紀を

今こそ軍縮の潮流を
アントニオ・グテーレス国連事務総長が2018年5月に「軍縮アジェンダ」を発表した際に、世界の軍事支出の総額が人道援助に必要な額の約80倍に達したと強調していた点に触れ、眼前にある危機を、“新しき歴史創造のチャンス”と受け止めながら、今こそ軍縮の潮流を大きくつくり出していくべき、と訴える。
「平和な社会のビジョン」の骨格を打ち出した核兵器禁止条約の歴史的意義
軍縮を阻んできた背景にあるものを探る手がかりとして、物理学者で哲学者のカール・フォン・ヴァイツゼッカー博士が考察していた「平和不在」の病理に言及。“病に対する治癒”のアプローチを重視する仏法の視座を通し、人間の生き方を変革するための鍵を提起しつつ、軍縮を推進するための第一の足場として「平和な社会のビジョン」の共有を提唱。その骨格となるものを打ち出した核兵器禁止条約の歴史的意義を強調。
「人間中心の多国間主義」の推進と軍縮分野での「青年による関与」の主流化を
軍縮を推進するための第二の足場として、グローバルな脅威や課題に直面する人々の窮状を改善する「人間中心の多国間主義」を推進し、安全保障観の転換を図る重要性を指摘するとともに、第三の足場として軍縮の分野で「青年による関与」を主流化させるよう訴える。
「核兵器禁止条約フレンズ」の結成
核兵器禁止条約への各国の参加の機運を高めるために、有志国による「核兵器禁止条約フレンズ」の結成を提案。日本がそのグループに加わり、核保有国と非保有国との対話の場の確保に努めることを呼び掛ける。
国連の第4回軍縮特別総会を2021年に開催
核軍縮の大幅な前進を図るための方策として、2020年の核拡散防止条約(NPT)再検討会議で、核軍縮の交渉義務に焦点を当てた討議を行った上で、国連の第4回軍縮特別総会を2021年に開催することを提唱。
「自律型致死兵器システム(LAWS)」を全面禁止にする条約の制定
AI兵器と呼ばれる「自律型致死兵器システム(LAWS)」を禁止する条約の交渉会議を早期に立ち上げ、全面禁止条約の制定を目指すことを提唱。
国連で「水資源担当の特別代表」のポストを創設
世界の人口の4割が水不足の影響を受けている現状に言及。国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」の目標の一つである安全な水の確保をグローバルな規模で図るために、国連で「水資源担当の特別代表」のポストを新たに設けることを提案。
世界の大学をSDGsの推進拠点に
国連と世界を結ぶ「国連アカデミック・インパクト」の取り組みに触れつつ、大学の力を人類益のために発揮する意義を強調。世界の大学をSDGsの推進拠点にする流れを強めることを提唱。

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提言の参考に

今回の提言をより理解頂くために、内容に関連するコンテンツを紹介します。

画像 世界の青年へ レジリエンス(困難を乗り越える力)と希望の存在たれ!

世界の青年へ レジリエンス(困難を乗り越える力)と希望の存在たれ!

ノーベル平和賞受賞者のアドルフォ・ペレス=エスキベル博士と池田大作先生による共同声明です。

画像 核兵器なき世界への挑戦

核兵器なき世界への挑戦(2017年制作)

創価学会の核兵器廃絶への取り組みと提言を紹介しています。

画像 核兵器のない世界へ <第3話 核兵器廃絶への挑戦>

核兵器のない世界へ <第3話 核兵器廃絶への挑戦> (2010年制作)

核兵器のない世界を目指して、創価学会が取り組んできた運動と、その信念を紹介しています。

画像 仏教ものがたり「こどもをすくった長者の知恵」

仏教ものがたり「こどもをすくった長者の知恵」

法華経で説かれる「三車火宅の譬え」をもとに制作された仏教ものがたりの動画です。

画像 国連総会第1委員会にSGIが提出した声明

国連総会第1委員会にSGIが提出した声明(英文)

2018年国連総会第1委員会において、SGIが信仰を基盤にした14の団体と個人の連名で提出した共同声明と、SGI独自で提出した声明を紹介しています。

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創価学会の平和運動

「核廃絶」「環境」「人権」などのテーマに沿って、創価学会が取り組んできた平和運動を紹介しています。

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講演・提言

池田大作先生が世界の大学や学術機関で行った講演や、世界平和に向けた主な提言をご紹介しています。