座談会御書e講義
2025年7月度 弁殿並尼御前御書
師弟の道、人間革命の道を 不退の心で勇敢に前進しよう
講義
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動画
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御書拝読
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各種資料
御文
通解
第六天の魔王は、十種の魔の軍勢を用いて戦を起こし、法華経の行者を相手に、生死の苦しみの海の中で、凡夫と聖人がともに住んでいるこの娑婆世界を“取られまい”“奪おう”と争っている。日蓮は、その第六天の魔王と戦う身に当たって、大きな戦を起こして、二十数年になる。その間、日蓮は一度も退く心はない。
語句
第六天の魔王
欲界の第六天にいる他化自在天のこと。人々の成仏を妨げる魔の働きの根源。
十軍
種々の煩悩を魔軍として10種に分類したもの。①欲②憂愁(憂えること)③飢渇(飢えと渇き)④渇愛(渇きに例えられる妄執)⑤睡眠⑥怖畏(怖れること)⑦疑悔(疑いや悔い)⑧瞋恚(怒り)⑨利養虚称(利を貪り、虚妄の名聞に執着すること)⑩自高蔑人(自らおごり高ぶり、人を卑しむこと)が、『大智度論』巻15で挙げられている。
同居穢土
娑婆世界、現実の世界のこと。迷いの凡夫(六道)とそれを救済する仏・菩薩等の聖人(四聖)が同居する、煩悩と苦にまみれた世界。参考
◎新尼御前御返事
「千が九百九十九人は堕ちて候」
(御書新版1223ページ・御書全集907ページ)
◎新・人間革命 激闘の章
なぜ、第六天の魔王が戦を仕掛けてくるのか。もともと、この娑婆世界は、第六天の魔王の領地であり、魔王が自在に衆生を操っていたんです。そこに法華経の行者が出現し、正法をもって、穢土である現実世界を浄土に変えようとする。それが広宣流布です。
そこで魔王は、驚き慌てて、法華経の行者に対して戦いを起こす。したがって、広宣流布の道は魔との壮絶な闘争になるんです。
(『新・人間革命』第27巻261ページ)
◎新・人間革命 激闘の章
成仏というのは、本質的には外敵との戦いではなく、わが生命に潜む魔性との熾烈な戦いなんです。つまり、内なる魔性を克服していってこそ、人間革命、境涯革命があり、幸せを築く大道が開かれるんです
(『新・人間革命』第27巻262ページ)
◎単衣抄
「二十余年が間、一時片時も心安きことなし。」
(御書新版1848ページ・御書全集1514ページ)
◎巻頭言
この甚深の御書をいただいたのは、庶民の母である。度重なる大難に臆病な弟子らが退転しても、決して退かなかった健気な信心を、御本仏は「釈迦・多宝・十方分身の諸仏も御知見あるか」と讃えておられるのだ。
〝あなたこそ、私と同じ不退の心の法華経の行者だよ〟―それは、学会家族への御賞讃と拝されてならない。大聖人が開始なされた、人類の宿命を転換しゆく壮大なる平和と幸福の師弟共戦を、そのまま受け継いでいる地涌の陣列こそ、創価の父母たちであるからだ。
いかに障魔が競い起こり、いかに災難が打ち続こうとも、我らは「立正安国」の旗を断じて降ろさない。強敵が立ちはだかるほどに、誓願同心の民衆がいやまして団結し、底力を発揮して、一切を勝ち越えていくのだ。
(「大白蓮華2019年4月号) -
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