座談会御書e講義
2025年9月度 上野殿後家尼御返事
学び深めた感動を友に語る 行学の持続は人生勝利の根幹
講義
-
動画
音声
※2025年6月度から「解説」と「ポイント」を1本の動画にまとめて配信しています
※本作品を複製、改変、譲渡、公衆送信することは著作権法により固く禁じられています。
使い方
- 字幕を表示したいとき
- 動画を大きくしたいとき
-
御書拝読
-
各種資料
御文
通解
法華経の法門を聞くたびに、ますます信心に励んでいく人を、真の求道の人というのである。
天台は「青は藍から出て、藍よりも青い」と述べている。この言葉の意味は、植物の藍は、その葉からとった染料で重ねて染めれば、葉の時よりも、ますます青みが深まるということである。法華経は藍のようなもので、修行が深まるのは、ますます青くなるようなものである。語句
従藍而青
天台大師の『摩訶止観』にある言葉で、「藍よりして而も青し」と読み下す。中国の思想家・荀子の「青はこれを藍より取りて、しかも藍より青し」を踏まえた言葉。藍は青色の染料となる植物だが、その葉を絞った染色液は、鮮明な青色ではない。ところが、何度も重ねて染めることによって、色が濃く鮮やかになる。ここでは修行を重ねて信心をより堅固にし、福徳を現していく譬えとして用いられている。ほかに、後継者の成長の意味として用いられることもある。参考
◎上野殿後家尼御返事
「生々世々の間、ちぎりし夫は大海のいさごのかずよりもおおくこそおわしまし候いけん。今度のちぎりこそまことのちぎりのおとこよ。そのゆえは、おとこのすすめによりて法華経の行者とならせ給えば、仏とおがませ給うべし。
いきておわしき時は生の仏、今は死の仏、生死ともに仏なり。即身成仏と申す大事の法門これなり。」
(通解)
「生死を繰り返しゆく間に夫婦となった男性は、大海の砂の数よりも多くおられたことでしょう。そのなかで、今度の夫婦の絆こそが、真実の絆で結ばれた夫なのである。そのわけは、あなたは夫の勧めによって法華経の行者になられたからであり、それゆえ、(亡くなった夫を)仏と拝されるべきである。
生きておられた時は生の仏、今は死の仏、生死ともに仏なのである。即身成仏という重要な法門は、このことである」
(御書新版1832ページ・御書全集1504ページ)
◎池田大作先生の指導選集[上] 幸福への指針
私たちの唱題も、目には見えないが毎日、自分自身を福運の大木へと育てている。
十年、二十年、学会のなかで信心を貫いていけば、やがて必ず、大樹となった福運が、はっきり目にも見えるようになる。
妙法は宇宙の最高の宝である。唱題することは、毎日、わが生命に宝を積み重ねていることになる。
(『池田大作先生の指導選集[上] 幸福への指針』354ページ)
◎信仰の基本「信行学」
学べば学ぶほど、「学」が深まり、「信」も「行」も深まるのです。永遠に前進し、向上していく健気な信心の人こそ、本当の求道者として、自由自在の境涯に生ききっていける。
学会活動もそのためにあるのです。
悩みや困難に直面した時など、会合へ向かう足が重い場合もあるでしょう。しかし、そういう時こそ、仏の集いである学会の会合に足を運び、教学を学び、体験を聞くことで、生命が躍動します。信心が磨かれ、境涯を開いて、足取りも軽く前進していけるのです。
(『信仰の基本「信行学」』83ページ) -
座談会拝読御書コラム
soka youth media で読む
今日も明日も自分を信じて -
印刷用の資料をダウンロード
御文・通解・語句 参考 -
今月のおすすめ動画
いつまでも挑戦し続ける心
~日蓮大聖人のことば~
「従藍而青」
- ※「御文」「通解」「語句」は、大白蓮華の座談会拝読御書を参考にしております。
- ※個別の端末によって、音声プレーヤーの動作・表示が通常と異なる場合がございます。