仏法を学ぶ

信心の教科書 小説『人間革命』『新・人間革命』

「戦争ほど、残酷なものはない。戦争ほど、悲惨なものはない。だが、その戦争はまだ、つづいていた」との一節から始まる小説『人間革命』、「平和ほど、尊きものはない。平和ほど、幸福なものはない。平和こそ、人類の進むべき、根本の第一歩であらねばならない」から始まる小説『新・人間革命』。

これらは、池田先生が「法悟空」のペンネームでつづる創価学会の「精神の正史」です。戸田先生と池田先生の姿を通し師弟の生き方が記された、学会員の「信心の教科書」ともいえます。

また、そこにつづられているのは、宿命の嵐と戦い、広宣流布に生き抜く、無名の庶民による人間革命の劇であり、それは、宿命を使命に転じ、蘇生した、地涌の菩薩の群像でもあります。

『人間革命』第1巻「はじめに」に記されている「一人の人間における偉大な人間革命は、やがて一国の宿命の転換をも成し遂げ、さらに全人類の宿命の転換をも可能にする」との主題こそ、私たち創価学会の運動が目指すものです。

『新・人間革命』第1巻「あとがき」には、こうあります。

「生命の続く限り、私は書き続ける。正しい仏法とは何か。正しい人生とは何か。そして、何が歴史の『真実』か。人間にとって『正義』の戦いとは何かを。そこに、人類の未来を開く、一筋の道があるからだ」

この小説に示された指針を、私たちが「精読」し「実践」することが大切といえるでしょう。