信心の基本

「南無妙法蓮華経」の題目と「御本尊」

私たちが唱える題目である「南無妙法蓮華経」とは何でしょうか。端的に言えば、それは日蓮大聖人が覚知された、万人の苦悩を根本から解決する法です。

この南無妙法蓮華経は、宇宙と生命を貫く「根源の法」です。釈尊は、人びとの苦悩を自身の苦悩とし、その解決法を探究しました。その結果、宇宙と生命を貫く永遠にして普遍である根源の法を、自身の生命の内に覚知し、仏(仏陀)と呼ばれました。

大聖人は、苦悩を根本から解決し幸福を開く、仏が覚知したこの根源の法こそ、南無妙法蓮華経であると明かされたのです。

この根源の法である南無妙法蓮華経は、「成仏の根本法」です。そして、この南無妙法蓮華経は、すべての人に具わる「普遍の法」でもあるのです。

「本尊」とは、「根本として尊敬するもの」を意味し、信仰の根本対象のことをいいます。

創価学会では、大聖人があらわされた南無妙法蓮華経の文字曼荼羅を御本尊としています。